菊花賞で問われる要素、それは坂道適性である
皐月賞とダービーが該当しないレースだった場合、その時は上がり馬の出番だ
菊花賞は一番強い馬が勝つのではない、一番坂道に強い馬が勝つのだ
[予想法]
大前提となるのが坂道適性だ
まず皐月賞、ダービー、その他のレースで〈坂道適性〉該当レースを調べる
坂道適性該当馬の中からL7、L4、〈優勝馬共通点①②③④〉に該当する馬を抽出する
多数の条件に該当した馬の中から〈菊花賞血統指数〉高得点の馬を本命とする予想法である
[坂道適性]
基本に考えるのは皐月賞とダービー
クラシックの本気の勝負でこそ示した時計に意味が出てくる
以下のレース・コースで坂道適性を示した馬を該当馬とする
重賞は馬券内、それ以下は1着で該当とする
・皐月賞
前6F目11.6以下、または前5〜6F間連続11秒台で馬券内
90年以降条件該当レース
6F目、該当レースは全部で3レース
21年 11.4秒 3着タイトルホルダー
16年 11.5秒 3着サトノダイヤモンド
12年 11.6秒 1着ゴールドシップ
前5〜6F間連続11秒台、該当レースは2レース
12年 11.4-11.6 1着ゴールドシップ
94年 11.8-11.9 1着ナリタブライアン
皐月賞は上り坂から始まって、坂を下りながら向正面に突入、コーナーを回って、最後直線に上り坂が待っている
まず上り坂で消耗し、下り坂で強制的にスピードが乗り、向正面を迎える
この向正面が前5〜6Fの区間だ
そして直線ラストスパートで上り坂だ
この向正面前5〜6Fで息を入れられないレースになった時、最後の坂で坂道適性が問われる
前6F目11秒台
該当は3レース
20年 11.8 1着コントレイル
13年 11.9 2着エピファネイア
12年 11.7 馬券内の菊出走無し、5着はゴールドシップ
04年 11.8 菊馬券外
前5F目が下り坂、前6F目は向正面の一応上り坂だ
そして直線も一応上り坂がある
まあ大した坂ではないが、各馬ほとんどが初の距離、青葉賞とはペースもプレッシャーも本気度も違う
各馬ほぼ初距離でさらに究極勝負の日本ダービーだ
向正面の僅かの上り坂でも、この6Fが速くなると直線で坂道適性が問われるレースとなる
該当レース04年のハーツとハイアーゲームは菊ボロ負けだが死のダービーであまりにも消耗が激しかった
今年のダービーは該当レースとなる
基本は皐月賞とダービーだ
下記のレース・コースは上がり馬対策だ
やはり道中の上り坂辺りが肝となる
前5F目11秒台
14年 11.8 3着トーホウジャッカル
07年 11.6 2着アサクサキングス
京都1800m
前5F目11秒台
19年 11.8 ワールドプレミア
中山1800
前6F目11秒台&上がり4F連続11秒台&L1F11.5以下
18年 フィエールマン
15年 キタサンブラック(12.0をギリギリ許すとだが)
過去10年で坂道適性に該当しない菊優勝馬はキセキのみ
だがキセキの年は全ての馬が該当しない年だった
2022年該当馬
アスクビクターモア、ダービー前6F11.7
2023年該当馬
神戸新聞杯前5F11.9
サトノグランツ、サヴォーナ、ファントムシーフ
[上がり7F]
基本1着限定
皐月賞、ダービーのみ馬券内可、但し着差分加算
前5F61秒台以下限定
13秒台なしであること
以下のコースでL7Fを指定の範囲内で勝利した馬
東京2400m/82秒台以下
中山2000m/84秒台以下
中山1800m/83秒台以下
阪神2400m/83秒台以下
京都1800m/83秒台以下
京都2000m/
京都2200m/
中京2000m/83.0秒以下
該当例
中山2000m 前61.1/84.3 弥生賞
アスクビクターモア
中山2000m 前60.3/84.8 皐月賞
タイトルホルダー 2着
東京2400m 前61.7/82.4 ダービー
コントレイル
中山2000m前60.9/84.9 ホープフルS
コントレイル
京都1800m 前58.6/83.8 つばき賞
ワールドプレミア
中山1800 前61.5/83.3 山藤賞
フィエールマン
中京2000m 前60.7/83.0 500万下
キセキ
京都1800m 前59.8/83.2 きさらぎ賞
中山2000m 前59.2/83.0 皐月賞
キタサンブラック 3着
中山2000m 前58.0/83.9 皐月賞
エピファネイア 2着
今年
サトノグランツ
中山2000m 前61.0/84.5 弥生賞
タスティエーラ
中山1800m 前60.8/83.3 若竹賞
パクスオトマニカ
[上がり4F連続11秒台]
2200m以上、上がり4F以上連続11秒台1着 加点
中山のみ1800mから条件該当とする
13秒台1回まで許す
以下2010年以降、該当全馬
一応中山1800〜2000を入れたが入れない方がいいかも
菊馬券外の馬を見るにダービー以前の成績は軽視でいいか
13秒台ありとか、2着3着とか、L4F目12.0とか入れるともう少し菊好走馬が出てくる
中山も2200から、ダービー以前は除外とした場合の該当馬菊成績
[2-0-4-0/6]
中山2000m/11.3-11.6-11.5-11.4-11.9
菊1着アスクビクターモア
中京2200m/11.9-11.9-11.9-11.3-11.5-11.8
菊3着ディヴァインラヴ
小倉2600m/11.5-11.6-11.6-11.4-11.5
菊3着ディヴァインラヴ
東京2400m/11.8-11.3-11.3-11.7
菊1着コントレイル
中山1800m/11.9-11.7-11.6-11.4
菊1着フィエールマン
新潟2200m/11.8-11.7-11.5-11.5
菊3着ユーキャンスマイル
新潟2200m/11.7-11.9-11.6-11.8
菊3着ポポカペトル
中山2000m/11.9-11.4-11.4-11.7
菊7着アルアイン
阪神2400m/11.6-11.5-11.4-11.7
菊1着サトノダイヤモンド
京都2200m/11.9-11.4-11.9-11.6
菊5着サトノラーゼン
東京2400m/11.9-11.4-11.6-11.7
菊17着ヒラボクディープ
2023該当馬
東京2400m/11.9-11.6-11.9-11.8
タスティエーラ
新潟2200m/11.9-11.7-11.7-11.7-11.9
ドゥレッツァ
[優勝馬共通点①②③④⑤]
①上がり4F46秒台以下好走 加点
重賞馬券内、他は勝利で該当とする
2000m以上、13秒台は1回まで
1800mならばフィエールマン級のレースが必要、13秒なし、L4F連続11秒台、加速ラップ、中山L1F11.4、勝利
上がり4F条件は過去7年優勝馬連続該当中
コースは以下に限定する
中山1800〜2200
京都1800〜
東京2400
阪神2400
2022年該当馬
アスクビクターモア
フェーングロッテン、セイウンハーデス、ポッドボレット
②2桁着順1回まで
非該当馬は減点
86年以降、2桁着順2回の菊優勝馬はトーホウジャッカル1頭のみ
そのジャッカルも1回はダート戦なのでノーカンと言ってもいい
2桁着順2回以上ある馬
ビーアストニッシド、アスクワイルドモア
ポッドボレット、フェーングロッテン
③4角4番手以内勝利有り 非該当馬は減点
過去10年菊優勝馬は全て該当
非該当馬
プラダリア、ボルドグフーシュ
④上がり3F33秒台以下馬券内経験
非該当馬は減点
コース・距離不問、上がり33秒台以下馬券内でOK
上がり3F条件に該当しない馬でも、以下の条件該当でOKとする
・中山1800以上L4F46秒台以下勝利
フィエールマン 、キタサンブラック
・神戸新聞杯馬券内
減点
シーズンリッチ、ナイトインロンドン
[菊花賞血統指数]
血統を凡そ100系統別に分け、菊花賞に適性の高い系統(+)、低い系統(-)、どちらでもない系統(±0)に3分割した
その3分割した系統を、5代血統表の種牡馬のライン合計16系統の採点によって評価を行う指数である
点数が高ければ高い程、菊適性がある
加点20 (同系統合計40点まで)
(大)サイリーン系
・ファラリス系
・フェアトライアル系
・トムフール系
※現在の主流系統を除いた系統のみ加点、あくまで俺の設定した100系統で上記に分類されるもののみ加点
加点10 (同系統合計20点まで)
(大)ヘロド系(母系のみ、ザテトラーク系のみ除く)
(大)ノーザン系(一部除く)
ミルリーフ系
ハンプトン系(母系のみ)
ミスワキ系(母系のみ)
スターリング系(母系のみ)
ロベルト系(父限定、父系全体ではなく父のみ)
リボー(母系のみ)
減点 20点
(大)ボールドルーラー系
ドミノ系
ダマスカス系
ロイヤルチャージャー系のみ(母系のみ)
ターントゥ系のみ(母系のみ)
減点10点(父・母父なら減点20点)
サンデーサイレンス本馬(母系のみ、母父なら減点20)
コジーン系
ナシュア系
ドミノ系
レイズアネイティブ系
ウッドマン系
ナスルーラ系(LT.Stevens系含む)
どちらでもない ±0
(大)サンデー系
(大)ミスプロ系(一部除く)
ファイントップ系
カロ系(コジーン系は減点)
(ラフンタンブル系も減点でいいかも2023年時点)
特殊減点
(大)ターントゥ系(SS系・ロベルト系除く)が3本以上の場合は本数と同じ数だけ減点
3本なら減点30
菊歴代優勝馬血統点数 これは旧式点数
21年70点タイトルホルダー
20年70点コントレイル
19年80点ワールドプレミア
18年100点フィエールマン
17年40点キセキ
16年50サトノダイヤモンド
15年80点キタサンブラック
14年60点トーホウジャッカル
13年00点エピファネイア
12年90点ゴールドシップ
11年90点オルフェーヴル
70点以上が理想で道悪でなければ最低50点が必要か
40点、0点と点数が低い年は不良馬場だった
歴代菊花賞1着からの着順と血統点数
左が旧式点数、右が23年式点数
2022年血統点数
80点アスクビクターモア90
60点ボルドグフーシュ70
30点ジャスティンパレス10
30点ドゥラドーレス40
50点シホノスペランツァ50
00点ヤマニンゼスト
40点プラダリア40
00点ガイアフォース
00点アスクワイルドモア
10点シェルビーズアイ
20点セレシオン
20点ヴェローナシチー
-40点ビーアストニッシド
40点ディナースタ
90点フェーングロッテン20
30点ポッドボレット
-20点セイウンハーデス
21年
70点タイトルホルダー70
30点オーソクレース50
-10点ディヴァインラヴ00
60点ステラヴェローチェ60
50点ディープモンスター
30点ヴェローチェオロ
-10点アリーヴォ
30点エアサージュ
20アサマノイタズラ
20点ヴィティファルス
10点ゼファーラジエル
40点ロードフェイム
00点レッドジェネシス
-10点モンテディオ
20点グラティアス
40点ヴァイスメテオール
40点ノースザワールド
-10点ワールドリバイバル
20年
70点コントレイル60
30点アリストテレス60
60点サトノフラッグ70
-10点ディープボンド-40
40点ブラックホーク50
70点ロバートソンキー40
40点ヴェルトライゼンデ40
30点ヴァルコス
30点ガロアクリーク
40点バビット
40点マンオブスピリット
50点サトノインプレッサ
10点ディアマンミノル
50点ターキッシュパレス
-50点ダノングロワール
60点レクセランス
00点ビターエンダー
-40点キメラヴェリテ
19年
80点ワールドプレミア80
50点サトノルークス50
30点ヴェロックス40
30点ディバインフォース30
60点メロディーレーン60
30点レッドジュニアル
40点タガノディアマンテ
30点カウディーリョ
00点ニシノデイジー
30点ヒシゲッコウ
50点ホウオウサーベル
40点メイショウテンゲン
10点ザダル
60点ナイママ
10点ユニコーンライオン
50点シフルマン
20点ヴァンケドミンゴ
30点カリボール
18年
100点フィエールマン 110
50点エタリオウ30
20点ユーキャンスマイル50
50点ブラストワンピース60
50点グローリーヴェイズ20
17年 不良馬場
40点キセキ40
-50点クリンチャー-30
40点ポポカテペトル40
60点マイネルヴンシュ50
70点ダンビュライト50
16年
50点サトノダイヤモンド80
50点レインボーライン10
30点エアスピネル10
30点ディーマジェスティ40
20点ミッキーロケット40
15年
80点キタサンブラック70
00点リアルスティール10
60点リアファル60
30点タンタアレグリア40
60点サトノラーゼン40
14年
60点トーホウジャッカル70
20点サウンズオブアース30
20点ゴールドアクター10
30点タガノグランパ
-10点ショウナンラグーン
2023年
左が血統点数、右が優勝条件
60点サトノグランツ 坂/L7/①×2
60点ウインオーディン ❸
40点サヴォーナ 坂/①×2
40点ダノントルネード
30点タスティエーラ L7/L4
30点ハーツコンチェルト ①
30点ナイトインロンドン ①/❷/❹
30点ドゥレッツァ L4
30点トップナイフ
20点ノッキングポイント ❸
20点ソールオリエンス ①
00点ファントムシーフ 坂/①
00点マイネルラウレア ❸
00点パクスオトマニカ L7/ ❷
00点シーズンリッチ ❹
-10点ショウナンバシット
-30点リビアングラス